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精神障害者でもぶれない芯を持って何かをやり遂げよう!


精神障害だと何かと諦めがち?

精神障害があると、何かと諦めがちです。 「どうせできない。」「やっても続かない。」という概念によって、何事も中途半端で終わってしまうことが多い気がします。 しかし、「何かをやり遂げること」によってそれは自信に繋がり、「あれだけできたのだから、今回も乗り越えられる!」という気持ちが湧き上がってきます。



大学時代の私の経験談

病気発症から大学卒業をするという決断まで

私の経験からお話しさせていただくと、私は、大学4回生の時から体調が悪く、心療内科に通っていました。最初は鬱と言われましたが、休んでも体調は良くならず(のちに統合失調症と分かりますが。)、実家から両親が呼び寄せられ、こう言われました。 「娘さんは、難しい病気です。大学卒業も難しいでしょう。退学して故郷へ帰られたらどうですか?」 両親は大変にショックだったようです。私にどうするか問いました。 私は迷わず答えました。 「卒論だって書き進めているし、サークル(音楽系のサークルに所属していました。)の最後の定期演奏会だってあるんだから、絶対卒業する!」 両親は、医者の言う通り、無理やりにでも故郷へ連れて帰るつもりだったようですが、私の強い意志によってその気持ちは変化したようです。 「そう思うなら、やり遂げなさい。」

病気と闘う生活

しかし、現実はそんなに甘いものではありませんでした。 夜は睡眠薬を飲んでも眠れないし、眠れないことによって昼間は眠くて動けないし。
それでも、眠れない夜は卒論を書き進め、もう大学の授業はほとんど単位を取りきっていたので、昼間眠たい時は眠り、夕方からのサークルの練習に参加しました。

母親も2週間に一度、泊まりに来てくれるようになったり、サークルの合宿の時など、私が辛そうにしていると、「休んできていいよ。」と声をかけてくれたりと、友人にも大分助けられました。周りの人に病状を理解してもらえるように話しておくと、協力してくれます。ゼミの教授にももちろん話しました。私は幸いこうやって周囲に支えられ、理解してもらえ、本当に恵まれていたように思います。

大学4回生の11月にサークルの定期演奏会の本番がやってきました。集中し、とても気持ち良く演奏できました。両親や妹も聴きに来てくれていて、終了後、父が「頑張ったな。」と声をかけてくれました。 私の体はもうボロボロ寸前で、体重は40キロを切り、それはそれは辛い日々でしたが、服薬と周囲の支えによって演奏会は無事に終えることができました。 その時の達成感と言ったら、本当に例えようがないほどの恍惚と感動を秘めたものでした。

そして、卒論。参考文献を読み漁り、一枚800字×24枚の卒論を書き切りました。もともと文章を書くのは好きだったので、スラスラとかけましたが、そこにたどり着くまで苦労もありました。集中力が続かなかったり、体力が持たなかったり。しかし、自分のペースで着実に進むことが大切です。
卒論の質疑応答は、頭が回らず、言葉も出てこず、不安にもなりましたが、ゼミの教授にフォローしていただいて、無事卒論の単位も取ることができました。

私は、晴れて大学を卒業できました。


経験からわかったやり遂げることの大切さ

自分は病気だとわかったのは8月。3月までの7ヶ月は壮絶なものでしたが、この「やり遂げた」という事実は、それからの私の人生においての「根底」にあり、自信につながるものとなりました。「あれだけ辛かったのだけど、できたんだから、これもできる、あれもできる!」

もちろん、精神障害の方は無理はいけません。ほどほどに、低空飛行で生活しなければいけません。決してオーバーワークになってはいけません。なぜなら、無理をすると体調を崩します。崩した体調を戻すのに何日、何週間、何ヶ月かかる場合もあります。その眠る日々が本当に辛いことは、当事者である私はよくわかっています。ですから、絶対に無理はいけません。

私が例としてあげた「大学卒業」は少し無理をしすぎているかもしれません。 しかし、私が言いたかったのは、小さいことでもいい、本当に小さいことでもいいから、やり遂げることは自分の「芯」となるとういうことです。
ぶれない芯を持っていると、何か困難が起きても、「あの時あれだけできたのだから。」という自信になります。


精神障害無理をしない三か条

最後になりましたが、

病気の理解者を周りに増やしましょう。

小さなことで良いので何かを最後までやり遂げましょう。

ぶれない芯を持ちましょう。

これが精神障害当事者である私からのメッセージです。
人生一度きり。精神障害があっても、前を向いて歩いて生きましょう。(あえてここは「生きる」を使わせていただきます。)

※読むのが辛い、という方のために、音声でも発信しています!


精神障害者でもぶれない芯を持って何かをやり遂げよう!