どうも、とちこです。今日は、少し視点をかえて、当事者側ではなく、精神障害者を雇う会社や事業所の方に気をつけていただきたいことを記事にしたいと思います。
精神障害者の方ときちんと話をして下さい
精神障害者を雇う方で気をつけてもらいたいことは、
最低限の配慮は絶対に必要ということです。
配慮とはなんだろう?とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、
精神障害者の方は、個々、障害の度合いや、体調、考え方、色々とこだわりを持っているなどなど、みなさん違います。
是非、定期的に面談を行うなど、精神障害のある方の思いを聞いてください。
そうすると、「この仕事は自信を持ってできる。」や、「この仕事は少し苦手。」など、その方の特性が分かってきます。
その方の長所を伸ばすこと、生かすことが最大の配慮だと思います。
敬遠はいらない
そして、精神障害があるからといって敬遠しないでください。
精神障害者の方も、同じ人間です。
「健常者」の方も、得意、不得意があるのと同じです。
同じ職場で働く人間として一緒に仕事をしてください。
体調を考慮してあげて
精神障害者の方は、もし体調が悪くても、なかなかそれを言い出せず、無理をしてしまうケースがあります。
「今日は、体調が悪いです。」と精神障害のある方が言いやすいような、良い関係を築いてください。
信頼関係をきちんと築くことによって、精神障害のある方は働きやすくなります。
そのためには、先にも述べたように、敬遠するのではなく、よく話し合うようにしてください。
精神障害の方が驚くようなこと、気持ちを乱すようなことを言わない
これは、私の経験ですが、4年勤めた就労支援事業所を辞めたのは、支援員さんが、私の気持ちを乱すようなことを言われて、気が動転したからです。
休みながらでも、4年続けたのは、自分のしている仕事に自信をもっていたからです。
生きがいにしたい、この仕事をずっと続けたい、と思っていました。
そこにもってきて、支援員さんに「貴女にはその仕事はあっていない、他のもっと楽な仕事をした方が良い。」とか言われてしまって…。
自分にとって「この仕事を一生したい!」と思う職種のことを、そんな風に「あっていない。」なんて言われたら、気が動転しますよ。
事業所の支援員さんは、様々な決まりごとや、約束があると思います。
しかし、その決まりを守ることも大切ですが、利用者さんの気持ちを一番に考えて、よく考えて発言することが一番大事なことではないでしょうか?。
私は退職するほど、追い込まれ、その後、職場を転々とし、落ち着かない生活になってしまいました。
どうか、精神障害者の方が、驚くようなことや、気持ちを乱すようなことを絶対に言わないでください。
結びにかえて
最後に、もう一度おさらいしておきます。精神障害者を雇う側の方は、
・精神障害者の方の話をよく聞いてあげてください。
・同じ職場で働く人間として一緒に仕事をしてください。
・信頼関係をきちんと築いてください。
・気持ちを乱す発言は絶対に避けてください。
精神障害があるからといって、それまで社会経験がない方ばかりとは限りません。
きちんと仕事をしていたのに、中途障害(生きている途中で障害をもつこと)で職を失い、新しい仕事に就く精神障害の方もたくさんいらっしゃいます。
そういった方は、社会のルールをきちんとわきまえている方もたくさんいらっしゃいます。
「世間知らず」と決め込んで、見下すようなことは絶対にしないでください。
雇う側の方は、精神障害者は弱者という概念を捨て去ってください。
生きたいのです。
働きたいのです。
そのために、職場にやってくるのです。
「健常者」の方と同じです。
どうか、同じ職場の仲間として、精神障害者の方を受け入れ、一緒に切磋琢磨しながら、仕事をしていってくださいね。
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私は、寒いので腹巻してます笑